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中等社会科教育学会・授業実践研究部会 第9回例会のご案内

        待ったなし!! 18歳選挙権時代の社会科授業
       -NPOと社会科教師が共に考える政治教育のあり方- 

中等社会科教育学会・授業実践研究部会の第9回例会を下記のとおり開催いたします。奮って、ご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。

1 日時:  平成27年8月22日(土) 午後1時~午後5時
(受付:午後12時30分から)

2 場所:  明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー 7階 1076教室
(キャンパスマップ)https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html

3 内容:
先日、選挙権を18歳に引き下げる公職選挙法が改正されました。待ったなし! 平成28年夏の参議院選挙では、高校3年生の一部が国政選挙で投票に参加します。しかし、今の社会科教育(政治教育)は「衆議院の議員定数は・・・」等の知識の暗記で留まっており、生徒の投票行動につながる政治的意欲、関心、態度を醸成する授業実践は緒に就いたばかりと言えます。また、学校内での「政治的中立性」等に悩む社会科教師も多いと思います。
そこで、今回の例会は、若者の政治参加を促すワークショップ等を多数仕掛け、メディア、審議会、さらに国会参考人等の様々なチャネルで情報発信しているNPO法人ユースクリエイト代表の原田謙介さんを講師にお招きし、様々な取り組みをご紹介頂きます。また、シティズンシップ教育の第一人者である黒崎洋介先生より授業実践をご報告いただき、現在の社会科教育の成果と課題などを語って頂きます。その後、模擬裁判などの法教育の授業実践等が豊富な藤井剛先生をコーディネイターに、「待ったなし!」の社会科教育における政治教育について、参加者の皆さんと共に考えたいと思います。

4 スケジュール:
12時30分 受け付け開始
13:00-13:10 開会、主旨説明(世話人代表 三橋浩志・文部科学省)
13:10-14:10 原田謙介氏(NPO法人ユースクリエイト代表) 講演会 
「若者と政治をつなぐには何が必要か、その現状と課題 -NPOによる学生向けプログラムから学ぶ-」
14:15-15:15 授業実践報告 黒崎洋介先生(神奈川県立湘南台高校)
「シティズンシップ教育の授業実践」(仮)
15:30-17:00 意見交換 【コーディネイター:藤井剛先生(明治大学、元・千葉県立千葉工業高校)】
(主な論点)
・なぜ若者の投票率は低いのか? 社会科は何を果たしてきたのか? 社会科に何が足りなかったのか?
・18歳選挙権の時代を迎え、社会科の授業はどの様に変革すべきなのか?
・いま、社会科教師は何を考え、どの様に行動すべきなのか?
・18歳選挙権に際して、学校以外では何が課題となっているのか? 各アクターの役割は何か?
・次期学習指導要領の改訂に向けて、社会科教師としてどの様な声を上げるべきなのか? etc.

※1 会終了後、明治大学周辺で懇親会を開催します。講師の先生たちと更に議論を深める絶好の機会です。お気軽にご参加ください。(会費は当日徴収しますが、4千円~5千円を予定。学生・院生は割引があります)

※2 例会参加費は、中等社会科教育学会の学会員、非学会員に関わらず無料です。しかし、会場設営、及び懇親会設定の関係から、事前に下記事務局まで、メールにて御連絡をお願いします。
  ア 会合参加について   イ 懇親会参加について
【事務局】 東洋大学国際地域学部 須賀忠芳 (メール)t_suga@toyo.jp

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