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平成24年度の例会

 平成24年度の例会が、6月30日(土)に東洋大学白山キャンパスで行われました。当日はとても暑い日でしたが、現職教員や大学院生など42名の会員にお集まりいただきました。田林明会長の開会の挨拶に続き、例会報告が始まりました。

 1つ目の栗原久(東洋大学)先生のご報告「経済教育の現状と課題-経済リテラシーと公民的資質」では、日本の経済教育の現状を歴史的にたどるとともに、私たちが普段何気なく持っている経済についての意識を経済理論で優しく説きほぐしていただきました。専門外の人にとっては、経済教育というと少し難しい内容をイメージするのではないかと思いますが、栗原先生の終始ユーモアに満ちた話しから繰り出される経済の話は、経済をより生活に密着したものに感じさせました。
 2つ目は、髙畑緑(東京都立町田の丘学園)先生より「特別支援教育との出会い」という題名でお話しをいただきました。大学院の時は高校倫理の教員になる予定であったそうですが、特別支援と出会われ、特別支援学校の教員になるまでのお話はとても興味深いものでした。また、実際の授業や子どもたちの様子を、具体的な資料を提示されながらお話ししていただきました。いつもは社会科教育にずっぼりとはまっている私たちにとって、髙畑先生のこうしたライフコースや、日頃の授業の様子は新たな刺激を与えてくれるものでした。

 例会終了後は駅前の居酒屋に場所を移して、会員同士の懇親を深めました。仕事の関係でこの懇親会から参加される会員の方もおられ、30名ほどで楽しい時間を過ごしました。

 今回ご報告いただいた、栗原久先生、髙畑緑先生には感謝を申し上げます。当日のお話については、後日、「会報」で会員の皆様方にも要旨をお伝えします。また、会場の設営から懇親会会場の手配までしていただいた須賀忠芳(東洋大学)先生にも感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 例会は来年も7月末から8月にかけて、土曜日の午後に東京周辺で行う予定です。多くの会員の皆さまの参加をお待ちしています。

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