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【第2報】2024年度 全国研究大会 シンポジウム ご案内

【テーマ】能登半島地震や「南海トラフ地震臨時情報」を社会科教師はどう受け止めているのか-災害やリスクをどの様に授業実践すべきか-

・14:45〜15:05  趣旨説明:三橋浩志(文部科学省)

1995年1月に発生した阪神淡路大震災から、もうすぐ30年を迎えます。令和6年元日に発生した「能登半島地震」は、先日の豪雨災害も重なり、復旧・復興が大幅に遅れています。21世紀になり、災害が激甚化するなか、社会科教育での防災教育の役割が高まっています。一方、8月8日には、「南海トラフ地震臨時情報:巨大地震注意」が発令されました。イベントの中止や、帰省・旅行を見合わせた人もいました。リスクに対して様々な考え方があることが顕在化しました。国民一人ひとり、社会全体、行政と、災害やリスクを様々な立場で考えることが問われています。

この1年、能登半島地震や「南海トラフ地震臨時情報」など、大きな災害や不確実性のあるリスクに見舞われるなか、社会科教師は、これらをどう受け止めているのでしょうか。そして、社会科の授業で、災害やリスクをどの様に実践すべきと考えているのでしょうか。

本シンポジウムでは、まず、地理、歴史、公民の3人の先生方から、社会科教育における災害やリスクに関する授業実践の報告と、問題提起をしていただきます。地理の松本先生は、「自然環境と防災」実践の工夫や、災害やリスクを授業で扱う際のアイデアなどをお話し頂きます。歴史の渡邊先生には、歴史の授業で災害を扱う視点などを問題提起して頂きます。公民の前嶋先生には、原発事故に関わる問題をどう公民教育で取り上げるかの問題意識などをご報告頂きます。そして、パネルディスカッションでは、社会科教育が、災害やリスクを教材化していくための視点などについて、3人の報告者と会場の皆さんと一緒に議論し、考える機会になればと思います。


・15:05〜16:10  地理、歴史、公民の3人の先生からの問題提起(20分×3人) 

 地理:松本穂高(茨城県立竹園高等学校)

 歴史:渡邊和彦(筑波大学附属坂戸高等学校)

 公民:前嶋 匠(東大寺学園中学・高等学校)


・16:10〜17:00 パネルディスカッション

社会科教育が、災害やリスクをどの様に教材化していくのか、そのための視点などを3人の報告者と会場の皆さんと一緒に議論し、考えます

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